不倫発覚までのカウントダウン

不倫

私たち夫婦は交際2年を経て結婚。結婚6年目に不倫が発覚した。

不倫発覚までは‥

夫は子供はいらない、夫婦ふたりとわんこと過ごしていこうという人だった。私も夫がいればいい、その先にもし子供を授かるという未来があればとても素敵だけど、夫と共に時間を過ごして年老いていければそれだけでいいと思っていた。

夫は会社員から自営業への道へ。

コロナもあり一時は大変な時期もあったけど、私はこれまで通り会社員として働き、贅沢はできなくても目の前の状況を楽しむようにした。

休みの日はお弁当を作ってわんこと3人で公園でピクニックをする、たまに閉店間際のスーパーで値引きされた食べたいものを買う。それだけでも幸せだった。

休みが合えば一緒に過ごし、スーパーに行くのもどこに行くのも一緒だった。

二人でそんな時期を乗り越え、夫の会社も軌道に乗り始めた。

そんな時の不倫だった。

不倫が発覚するまで私は夫婦の問題や自分の不安な感情に蓋をしていた。

今考えれば怪しいことがたくさんあったけど、「夫に限って不倫なんてするはずない」「仕事に関しては口を出さない。理解ある妻でいよう」と問題に目を背け、そして自分が思う理想の妻を演じていたのかもしれない。

変わっていく環境‥

夫は家庭を顧みず仕事に没頭していた。

それを嫌だと思うことはなく、むしろこんな時だからこそ支えなくては!と夫がどうしたら仕事をしやすいか考え行動するようになった。

夫の会社もどんどん大きくなり、一気に経営者の夫になった。

有難いことに会社も軌道に乗り、勢いもすごく、収入も格段に増えた。

しかしそれと反比例するかのような夫婦関係。

朝から晩まで仕事のことを考え、週のほとんど会食があり半分以上は泊まり、帰ってきても自室にこもり仕事。

いつからかふたりの価値観はズレ始め、当たり前にコミュニケーションもかなり減り、交わす言葉も挨拶程度になってしまった。

夫から出ている空気は常にピリピリしていて、顔を合わせても何を話せばいいかわからなくなってしまっていた。

夫にかける言葉、話す内容をかなり考えてから話す。しかし返ってくる言葉は「うん」とか「別に」といった短い言葉。主人の言葉も態度もかなり冷たかった。

それでもなお、私は「私たち夫婦は大丈夫。仕事が落ち着いたらたくさん話をすればいい」と言いきかせていた。

夫の不倫は始まっていた。そしてついに目を背けられないほどの裏切りを目の当たりにして私は不倫を発覚することになる。

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